########################################################### # 薬剤情報登録スクリプト Ver0.23対応 ドキュメント # 最終更新日 :2004/07/26 # 作成者 :shushi kurose @ (株)グッデイ ########################################################### ダウンロードして頂きまして、誠にありがとうございます。 このスクリプトは、薬事日報社の薬剤データベースのCD-ROM(FINE PHOTO DI PLUS)を 読みこんで、日医標準レセプトソフト(日レセ)のデータベース(薬剤情報マスタ)への 流し込みと、画像データをハードディスクにコピーをするプログラムです。 なお、このスクリプトはあくまでデータの流し込みを手助けするためのものです。 実際に患者様に薬剤情報を提供するには文面の修正や薬剤写真の確認が必要になる かと思われます。スクリプト実行後には、日レセで操作をして薬剤情報を印刷する ことができます。 ■ 1.動作環境 [ 必要なハードウエア環境 ] Linuxから認識できて、マウントが出来るCD-ROMドライブ (/etc/fstabに設定が書いてあり、ユーザ権限でマウントできること) [ 必要なソフトウエア環境 ] 薬事日報社 薬剤データCD-ROM (FINE PHOTO DI PLUS) Debian GNU/Linux上に日レセとRubyがインストールされていること。 Ruby関連ライブラリ (薬事日報社のCD-ROMは流し込みに必ず必要です。薬事日報社にお問い合わせの上 各自でご購入をお願いします。また、FINE PHOTO DIというソフトもありますが 動作確認は行っておりませんので、必ずFINE PHOTO DI PLUSのほうを購入してください。) (追加作業としてRuby関連のライブラリのインストールのみ必要になると思われます。) ■ 2.インストール [インストール前に] 薬剤情報テーブルにデータを書き込みますので、 インストール前に必ず元のデータベースをバックアップしておいて下さい。 $ pg_dump -R orca > バックアップファイル名 でバックアップが出来ます。 [ 2-1.必要なライブラリの確認 ] このスクリプトを実行するには日レセ、Rubyに加えて以下のRuby関連ライブラリ 関連のパッケージが必要になります。 * libpgsql-ruby * libkakasi-ruby * kakasi-dic * libnkf-ruby これらのライブラリが入っているか確認するには、以下のコマンドを実行して下さい。 $ dpkg -l libpgsql-ruby $ dpkg -l libkakasi-ruby $ dpkg -l kakasi-dic $ dpkg -l libnkf-ruby インストールされていれば =========================================================================== user@mypc:~$ dpkg -l|grep libpgsql-ruby 要望=(U)不明/(I)インストール/(R)削除/(P)完全削除/(H)維持 | 状態=(N)無/(I)インストール済/(C)設定/(U)展開/(F)設定失敗/(H)半インストール |/ エラー=(空欄)無/(H)維持/(R)要再インストール/X=両方(状態,エラーの大文字=異常) ||/ 名前 バージョン 説明 +++-==============-==============-============================================ ii libpgsql-ruby 0.6.5-3 PostgreSQL extension module for programming =========================================================================== のように先頭がiiという表示になっています。 インストールされている場合は、「2-3 CD-ROMデバイスの確認」に進んで下さい。 インストールされていない場合は、「2-2 ライブラリのインストール」を参考に インストールを行って下さい。 [ 2-2.ライブラリのインストール ] ライブラリをインストールする場合は、root権限で行って下さい。 sudoがインストールされて設定されているのであれば $ sudo apt-get install libpgsql-ruby libkakasi-ruby kakasi-dic libnkf-ruby でインストールが出来ます。もしくは、su -でrootユーザになって # apt-get install libpgsql-ruby libkakasi-ruby kakasi-dic libnkf-ruby を行って下さい。 [ 2-3.CD-ROMデバイスの確認 ] このスクリプトでは、ユーザ権限で/cdromにCD-ROMをマウントできることが 必要になります。そのため、/etc/fstabにCD-ROMの設定が書いてある必要があります。 === マウントの確認 === CD-ROMがマウントできるか確認をするには、CD-ROMを入れてorcaなどの一般ユーザで $ mount /cdrom を実行してください。 特にエラーメッセージが返ってこずにマウントされていれば確認は終了です。 $ umount /cdrom を実行してマウントを解除して下さい。 エラーが返ってこなかったのであれば、[ 2-4.プログラムの展開 ]に進んで下さい。 エラーが返って来た場合、CD-ROMの設定がきちんとされていない可能性があります。 ユーザ様の環境によって異なりますので、以下の作業は各自の責任で判断して 行って下さい。CD-ROMの種類がIDEかSCSIなどによって設定が異なります。 === /etc/fstabの設定の確認 === $ cat /etc/fstab | grep cdrom を実行して =========================================================================== user@mypc:~$ cat /etc/fstab|grep cdrom /dev/cdrom /cdrom iso9660 ro,user,noauto 0 0 =========================================================================== のような表示がでてくればfstabの設定はされています。 書いてない場合は上記を参考に設定を変更して下さい。(root権限が必要です) 再度、マウントの確認を行っても失敗をする場合、CD-ROMのデバイス名が 正しく設定されていない可能性があります。 === CD-ROMデバイスの確認と変更 === * CD-ROMデバイスの確認と変更 $ dmesg | grep -i cd-rom を実行すると認識されたCD-ROMのデバイス名が表示されるかも知れません。 例: hdd: ATAPI 32X CD-ROM drive, 128kB Cache #hddとして認識されている Attached scsi CD-ROM sr0 at scsi0, channel 0, id 0, lun 0 #sr0として認識されている * デバイス名の例 ○ IDEのCD-ROMを使用している場合 CD-ROMデバイスは/dev/hda〜/dev/hddなどの名前で認識されていると思います。 ○ SCSIのCD-ROMを使用している場合 CD-ROMデバイスは/dev/sda〜/dev/sdpなどの名前で認識されていると思います。 ○ IDE-SCSIのカーネルモジュールを使用している場合 CD-RWドライブなどでide-scsiのカーネルモジュールを使用している場合、 /dev/sr0〜/dev/sr6などの名前で認識されていると思います。 * デバイスのリンク先の変更例 /dev/cdromはCD-ROMデバイスへのシンボリックリンクとなっています。 シンボリックリンクを作りなおすには、以下のようなコマンドを実行することで 行えます。各自の環境にあわせて設定してください。 $ sudo rm /dev/cdrom $ sudo ln -s /dev/sr0 /dev/cdrom [ 2-4.プログラムの展開 ] ダウンロードしたプログラムは圧縮ファイルなので、展開します。 (書き込み権限のある場所で実行してください。) $ tar xvzf yakujyo.tar.gz これでファイルがyakujyoフォルダに展開されます。 [ 2-5.スクリプトの実行 ] set_yakujyo.rbのあるフォルダに移動して、 orcaユーザの権限で実行してください。 $ cd yakujyo $ sudo -u orca ./set_yakujyo.rb もしくは、orcaユーザであれば $ cd yakujyo $ ./set_yakujyo.rb で実行できます。 プログラムを実行すると質問が出ますので、質問に答えていきます * <写真の導入の有無の質問> 薬剤情報提供書には、「薬剤の写真」か「剤形、色、記号の文字」のどちらかを 印刷することが出来ます。どちらか選んでYかNキーを押してからEnterキーを押して下さい。 標準ではNが選択されており、文字情報での印刷になります。 薬剤の写真を印刷される場合は、カラープリンタならびにカラーレーザープリンタを お奨めします。モノクロレーザーですと見にくいので、文字情報での印刷をお奨めします。 * 薬事日報社のCD-ROM(FINE PHOTO DI PLUS)をCD-ROMドライブに入れてからEnterキーを 押して下さい。マウント、読み込みに失敗した場合は終了します。 * <データの流し込みの確認> データの流し込みの最終確認です。標準でYが選択されているのでそのままEnterキーを 押して下さい。nを選択した場合は、データを流し込まずに終了します。 参考として、プログラムの実行には、Pentium-M 1.3GHz/メモリ 768MBの環境で * 画像のインストールなし :約 3分30秒 * 画像のインストールあり :約 6分10秒 程度かかりました。この値はCD-ROMドライブやハードディスクの速度によって 変わります。 データの流し込みが終了すると、以下のようなメッセージが出力されます。 ===================================================== 薬情データの流し込みが完了しました。 /home/orca/result_yakujyo.txtに結果を出力しています。 必ず参考にしてください。 ===================================================== 以上でインストールは完了です。 インストール結果が/home/orca/result_yakujyo.txtに出力されているので 必ず参考にしてください。以下にresult_yakujyo.txtの内容の解説を示します。 [ 2-6.result_yakujyo.txtの解説 ] <エラーメッセージ例> * 「厚生省コードとORCAの診療コードが対応していないので登録できません。」 CD-ROMのデータ中の厚生省コードから、それに対応したORCAの診療コードに 変換してデータの登録をしますが、対応するものがなかった、もしくは 複数のものが対応していた場合は、間違いを防ぐために登録は行いません。 各ユーザ様の判断で、該当のデータを入力してください。 * 「登録した注意事項の文字数が200文字を越えています。」 現状で、ORCAの薬剤情報提供書で印刷できる「注意」の項目は200文字が最大と なっております。データベースに入る限りの文章は登録されていますが、 200文字の制限により、データを印刷すると文章が途中で切れてしまいます。 各ユーザ様の判断で、該当のデータを修正してください。 * 「診療コードが重複しているので追加登録はできません。」 CD-ROMのデータ中には剤形や包装パッケージの変更等の違いで、コードが 重複するものがあります。こちらでは、医院様にある包装パッケージの 種類を区別することは出来ないので、先に出たものだけを登録してあります。 そのため、自院でお使いになっている薬の包装パッケージならびに データが合致しているか確認の上、修正してください。 ■ 3.日レセの入力例・データの変更/修正 [日レセでの入力例] * 投薬指示の入力方法については以下を参考にして下さい。 http://www.orca.med.or.jp/receipt/outline/manual/daily/s2-5/2-5-4-04.html 薬剤情報書に投薬の指示を印刷するには診療行為の入力の際に 投薬指示を入力する必要があります。 例 : 日3回服用の薬を3日分処方する場合 ------------------------------------------------- 21 .210 * 内服薬剤 610443074 3 タミフルカプセル75 75mg Y03001 *3 【1日3回毎食後に】 ------------------------------------------------- のように -------------------------- (薬剤コード) X (一日量) (投薬指示) X (日数) -------------------------- の形で投薬指示を指定してやる必要があります。 * また、朝・昼・夕・寝の枠に錠剤数を印刷するには、ユーザ点数マスタの 設定が必要です。主に使用する投薬指示のものだけを入力しておいて 手書きと合わせて柔軟に使用すると良いでしょう。 http://www.orca.med.or.jp/receipt/outline/manual/setup/setup-04-02.html を参考にして入力してください。 * 投薬指示に関しては、Y00からY04までの入力コードを入力してEnterを押せば 候補が出て来るので適切なものを選択して下さい。 参考として、入力コードの種類をあげておきます。 ============================= Y00 : 医師の指示通りに Y01 : 1日1回 ***時に Y02 : 1日2回 ***時に Y03 : 1日3回 ***時に Y04 : 1日4回 ***時に ============================= [データの変更/修正] glclientのメニュー画面から、「91 マスタ登録」 => 「107 薬剤情報マスタ」に 進んで下さい。 具体的な入力方法に関しては、以下のORCAプロジェクトサイトを参考にしてください。 http://www.orca.med.or.jp/receipt/outline/manual/occasionally/4-4-7/4-4-7.html * 入力は、全角半角の区別に気をつけて行って下さい。 * 写真を導入した後で、「文字データでの印刷」に変更したいのであれば 薬情マスタの画面で「画像ファイル名」を空白にして「登録」ボタンを押して下さい。 ■ 4.その他の情報 * 「写真を導入する」を選んだ場合、薬剤の画像ファイルは/home/orca/yakujyo_photo/ フォルダ以下に保存されます。そのため、このフォルダは消さないようにお願いします。 消した場合は、データベースに登録されている画像が存在しないことに なりますので、「No Image」というXマークのついた画像が印刷されます。 * このプログラムは、薬情データをテーブルtbl_yakujyoにしか書き込みません。 以下の作業は必ずバックアップを取ってから行って下さい。 薬情データを全削除する場合は、orcaユーザになってから psql orcaコマンドを実行して DELETE FROM tbl_yakujyo;と打ち込んで下さい。 これで薬情データのみ、全て削除されます。 終了する場合は、\qと打ち込んで下さい。 また、画像ファイルを導入している場合は/home/orca/yakujyo_photo/フォルダにある 画像ファイルも削除して下さい。 ■ 5.更新履歴 * Ver 0.23 :色、注意事項の項目に、改行を示す↓の記号を含まないよう修正 * Ver 0.22 :リリースバージョン ■ 6.免責事項 * このスクリプトは、薬事日報社のFINE PHOTO DI PLUSの薬剤情報を利用して流し込むためのプログラムです。 実際の患者様への薬剤情報の提供をされる場合は、必ずユーザ様のほうで薬剤情報に関するチェックを行って下さい。 * このスクリプトを使用したことによる、損失、損害、事故に関しては弊社はその責を負いません。 また、このスクリプトに関する直接のサポートならびにお問い合わせに対して弊社はその責を負いません。